導入
「ポイ活、お得なのは分かるけど正直めんどくさい……」 「アンケート回答やレシート撮影、そんな時間ないよ!」
そう思っているあなた、大正解です。 仕事、育児、家事に追われる共働き夫婦に、1円、2円を追いかける「労働型ポイ活」は向きません。
私たちが目指すべきは、**「一度設定したら、あとは普通に生活するだけで勝手にポイントが貯まる仕組み」**です。年間で数万〜十数万円分もの差が出る、究極の放置ルートを解説します。
1. 共働きに「労働型ポイ活」が向かない理由
- 時給換算すると大赤字: 30分かけて10ポイント稼ぐなら、その時間を睡眠や子供との時間、あるいは残業に充てる方が価値が高いからです。
- 「ポイントのための買い物」は本末転倒: 特売を求めてスーパーをハシゴするガソリン代や体力の方が高くつきます。
2. 目指すのは「決済の自動ルート化」
ポイ活の極意は、**「努力」ではなく「導線」**です。以下の3つのルートのうち、我が家に合うものを1つ選んで固定してください。
① 【王道】楽天経済圏ルート
- 仕組み: 給与振込を楽天銀行にし、支払いをすべて楽天カードに集約。
- 勝手に貯まる工夫: ふるさと納税、おむつ、日用品を「0か5のつく日」に楽天市場でまとめ買いするだけ。
- 出口: 貯まったポイントは「楽天証券でのポイント投資」または「楽天カードの支払い充当」に設定。
② 【効率】三井住友カード × Vポイントルート
- 仕組み: 三井住友カード(NL)をメインに。コンビニや飲食店でのタッチ決済を徹底。
- 勝手に貯まる工夫: 「SBI証券のクレカ積立」を設定する。投資額の最大数%が毎月自動で貯まります。
- 出口: Vポイントをカードの支払いに充当。実質的なキャッシュバックです。
③ 【生活密着】イオン × WAONルート
- 仕組み: イオンカードセレクトを使い、イオン銀行からオートチャージ設定。
- 勝手に貯まる工夫: 週末のまとめ買いをイオンで行う。オートチャージ+支払いで「ポイントの二重取り」が自動完結します。
3. さらに「自動化」を加速させる3つの設定
これらは一度設定するだけで、一生ポイントが勝手に降ってきます。
- 公共料金・サブスクをすべてカードへ 電気、ガス、水道、NHK、Netflix。これらを銀行振込にするのは、お金を捨てているのと同じです。
- スマホの「タッチ決済」に集約 レジで「ポイントカードありますか?」と聞かれて探すのは時間の無駄。ポイントカードと決済が一体化したアプリ(モバイル楽天カード等)をスマホのトップ画面に。
- 「ポイント自動充当」の設定 「期限切れ」が一番の損。貯まったら自動で支払いに使われる設定(楽天カードなど)や、ポイント投資へ回す設定を初日に済ませましょう。
4. まとめ:ポイ活は「忘れる」のが一番
共働きのポイ活のゴールは、**「ポイントのことを忘れていても、年末に確認したら家族旅行に行けるくらい貯まっていた」**という状態です。
「お得なキャンペーン」を追いかける必要はありません。まずはメインのカードを1枚決め、すべての支払いをそこに流し込む「川」を作ってください。
